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2005.01.30

[資料紹介]『浦安図書館を支える人びと』

 ご存知のとおり、図書館は今、曲がり角に立たされている。どうすればよいのか、それを様々な方々が様々な角度から発言しておられる。私たちが議論を始める際の可能なことの一つに、素晴らしい仕事を続けてきた図書館の来た道を振り返る、ということがあろう。今回紹介したいのは、日本の公共図書館の世界においてここ何十年かトップランナーとされてきた、浦安市立図書館を支えてきた人々の物語である。

『浦安図書館を支える人びと 図書館のアイデンティティを求めて』鈴木康之・坪井賢一著
東京 日本図書館協会 2004

 また、例によって章立てを記しておこう。

  • 第1章 浦安図書館の司書はこんな仕事をしてきた
  • 第2章 浦安図書館の実績・課題・展望をこの10人が語る
  • 第3章 浦安図書館の秘密をデータで明かそう

 たとえば、第1章では浦安市立図書館の司書が手がけてきた様々な仕事が描かれている。貸出・レファレンス・児童サービス・障害者サービス・多文化サービス・電子図書館・その他…。利用者の求める資料・情報を提供するという立脚点に立ち、手がけていないことはないというぐらいに様々なことを手がけている。そして、図書館の体制、つまりしっかりとした司書集団及び行政のエキスパートが支えている様子も描かれている。

 また、第2章では、浦安図書館の館長であった竹内紀吉さんや常世田良さんらのインタビューで構成されている。

 「東京の図書館をもっとよくする」議論のためには、この本を紐解いて学びとるべきものを学ぶことも必要であろう。是非多くの人が手にとってほしい本である。

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