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2005.04.16

「指定管理者制度」学習会

 23区の図書館委託の流れも、一部窓口業務委託から実質的には「指定管理者」に近いものに変わってきています。そして全国的にも指定管理者は広がろうとしている一方、指定管理者ではおこなわないという自治体も出ています。どういう動きがすすんでいるのか、どのように対応するか、学習し、議論しましょう!

1.講 師  大橋直人氏
2.日 時  4月23日(土) 19:00~21:00
        受付開始 18:40より
3.会 場  文京区男女平等センター
        最寄り駅:本郷3丁目駅(地下鉄丸ノ内線・大江戸線)
4.参加費  500円(資料代を含む)
5.参考資料 
大橋直人「指定管理者制度とこれからの図書館運営のあり方」
『図書館雑誌』Vol.98 No.12号(2004年12月)
上記資料は、転載許可済です。

主 催:東京の図書館をもっとよくする会
連絡先:℡042-765-3382

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コメント

「指定管理者制度とこれからの図書館」と題した上記学習会は、以下のように行われました。まず、大橋氏より、1時間15分ほど講演を頂きました。大橋氏のお話の柱は次のとおりです。

1.「指定管理者」制度
2.図書館に係わる指定管理者制度の適用状況
3.指定管理者制度の問題点と自治体行政
4.これからの図書館と自治体の公共性

休憩の後、第2部では大橋氏のお話を踏まえた質疑応答が行われました。こじんまりとした会ではありましたが、議論は大変活発なものでした。

講演の最後、「これからの図書館」で、大橋氏は以下の柱を掲げ、「それぞれの人が、それぞれの現実を踏まえ、それぞれの頭で考えていく」ことの重要性を述べておられました。

ア.就労・医療など生活に困ったときに役に立つ
イ.時代・利用者層の変化に伴うサービス
ウ.土地の事情及び一般公衆の希望(図書館法第3条)
エ.参加型図書館運営
オ.司書職制度
カ.民主的効率化の改革
キ.新公共経営(NPM)と理論確立

全くそのとおりだと思います。図書館が曲がり角に立たされる中で、「図書館とは何か、図書館司書とは何をする人なのか」をもう一度問い直し、進んでいくことの重要性が再確認できた学習会だと思います。


 いくつか後の『「[資料紹介]人文会特別講演「がんばれ!日本の図書館」』という項で紹介する元鳥取県立図書館長齋藤明彦さんの発言の中に、次のようなことがありました。文言はまとめてありますので、詳細は原文をお読みください。

○新しいニーズを捉えて、それに対応する策を次々にとったり、それぞれの策を連携させたり、外部の人々と連携して事業展開しようとすると、委託ではそれらがスピーディーにできないなどの問題がでる。
○委託者の側に「図書館では現在こういう仕事が大事で、このようなニーズがあるので、このような事業展開を行うべきだ」という指示を出せる人間がどのくらいいるのか。
○去年と同じ事をやれということならば委託は簡単だが、時代と共に変化させていくことを考えると、委託者側に的確な人材がいるか否かで5~10年後に相当大きな差が出る。
○ビジネス支援サービスなど、市町村立図書館では体力的に弱かったりしてすぐには取り組めないものを、県立では先駆的にやっていこうとする。そうするとそれは自分の感覚では指定管理者制度にはなじまなくて、直営でやるから次々に様々な展開ができる。逆に、直営だからこういうメリットがありますよということがきちんと言えないと、指定管理者制度と比較されたとき、直営のコストの高さを指摘されてしまう。

これらは、指定管理者のことを考えていくとき、しっかりと頭に刻んでおくべき言葉だろう、と理解しました。

興味深い内容なので、拝見しております。

>○新しいニーズを捉えて、それに対応する策を次々にとったり...
これは直営/指定管理者に関わらず重要なことですね...ただ、相変わらず大学の司書課程で教えている内容が旧態依然としているところに、すでに問題があり、時代のニーズをとらえて人材育成のための教育/研修制度が望まれると思います。

>○委託者の側に「図書館では現在こういう仕事が大事で、
指定管理者を公募する時点で、委託者側から「指定管理者が行う業務」が明示されなければ応募できませんので、その時点ではすでに求められる業務内容が明らかになりますよ。それと、指定管理者に“指示”というのは、ちょっと違うように思うのですが....。

>○去年と同じ事をやれということならば委託は簡単だが...
これは直営/指定管理者ということ以前だと思います。アウトソーシングと指定管理者はまったく異なる制度であることを、誤解されているのかなぁ?という気もしますね。
公務員さんの場合、1)予算がない、2)前例がない、3)法的根拠がない...で、なかなか新しい取り組みができないようです。それにッ比べれば、指定管理者制度の方が柔軟に対応できるのではないか..と思います。それと、指定管理者に対しては新しいことにチャレンジしたときの「見返り」を盛り込んでおくことも重要ですね。

>○ビジネス支援サービスなど〜
ビジネス支援サービスそのものが...なんだか、あっちが始めたらしいから、こっちも初めてみよう〜的な「前例主義」があるようで、市町村の図書館であっても行政の産業課や税務課、商工会や地域の産業組合さんらとの協力で、いろいろとできるはず。「前例としてのビジネス支援図書館」の内容と同じことができないから“やらない/できない”...ではないと思いますが...どうなんでしょうか?

図書館は直営がいい/指定管理者がいい...という議論は、実際には身がない..ように思います。それぞれの図書館がどうあるべきか、どんなサービスが必要なのか、求められるのかを捉えた上で、厳しい行財政の中で費用対効果の高い運営方法は何か...を自治体/議会が決めていけばよいことで、最初に[直営 vs 指定管理者]みたいな構図は...いかがなものか...と思うのです。

...と、これは高橋隆一郎様に対してではなく、大橋直人氏に対してですので、誤解のなきように...。

ここはひとつ
「日本の図書館をもっとよくする会」が...必要なんだろうなぁ。

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