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2005.05.21

[資料紹介]『阪神・淡路大震災と図書館活動』

 災害と図書館活動との係わり合いについては、多くの図書館関係者のブログで真摯に議論されているが、管理人は先日神保町の書店街をめぐっていた際にふと次のような文言の入った帯を目にした。

災害からの復興に図書館はどんな役割を担えるのだろうか

 この帯の文言にひかれて買い求めたのが今回紹介する次の本である。内容は、大まかに言えばこのブログでも以前紹介した神戸大学附属図書館震災文庫の来し方の記録である。著者である稲葉洋子さんは、神戸大学附属図書館の司書として同文庫の開設に携わった方である。

阪神・淡路大震災と図書館活動 神戸大学「震災文庫」の挑戦
稲葉 洋子著
[神戸] 人と情報を結ぶWEプロデュース/吹田 西日本出版社発売 2005.3
ISBN : 4-901908-09-X
目次
1 兵庫県南部地震の発生
2 「震災文庫」の活動
(相次ぐ震災資料収集グループの結成/神戸大学附属図書館の収集活動/
「震災文庫」の立ち上げと公開準備 ほか)
3 コレクションづくりに役立つ資料収集・整理・公開・保管の方法
(資料収集/整理・保管方法/分類 ほか)
年表

 例えば、「デジタル化」という項目では被災状況写真等に日・英両方の言語で撮影場所・日付・キーワードを付与してインターネット上に発信することにより、海外からもレファレンス依頼が寄せられるという事が記されている。普段の真摯な情報収集・整理・提供活動が全世界の災害復旧に役立っている姿の一端がうかがえるものである。

 著者は前書きに次のように記している。「『震災文庫』のために考え出したノウハウを提供することで、図書館職員がユニークなコレクションを構築したり、資料を整理・公開する際に少しでも役立てていただくことが出来れば司書冥利に尽きるというものである」。私達も、この本を手に取り、少しでもそこから汲み取るべきものを汲み取ることにより、社会に対する情報提供という仕事をより充実したものにすることが出来るのではないだろうか。

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コメント

大変不勉強でしたが、今年の3月、神戸で「災害復興に役立つ情報活動とは」と題したシンポジウムがあったのだそうです。ブログmasaharuに報告記事が載っていますので訪れると良いでしょう。

http://blog.goo.ne.jp/masa-sem/e/175fc6fd3a0abafb272e94b58bab33cb

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