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2006.04.15

[資料紹介]『働く人の「学習」論』

 少し前の記事で中央大学図書館の入矢玲子さんの発言を紹介た際、自己責任社会への移行ということを書いた。ところで、劇的な変化を続ける社会の中で暮らし、働き続ける私たちにとって「学ぶ」ということ、資料を読むということ、そして図書館の役割とは何であろうか。図書館の社会で「ビジネス支援」ということが重要視されて久しいが、今回紹介する資料には社会で働く人々に対する図書館での取り組みにとって重要な考え方がこめられているのではないかと管理人は考えている。

 まずは書誌事項から紹介する。

働く人の「学習」論 : 生涯職業能力開発論 / 田中萬年, 大木栄一編著. --
東京 : 学文社, 2005.9
189p ; 21cm
ISBN: 4762014613
目次
序論 働く人の「学習」とは何か
第1部 働く人の学習の制度(働く人の学習制度の概要、失業者のための職業能力開発、新規学校卒業者の職業能力開発、在職者の職業能力開発、障害者の職業能力開発、働く女性の生涯職業能力開発、ホワイトカラーの職業能力開発)
第2部 企業における職業能力開発(教育訓練政策と教育訓練投資、教育訓練体制と教育訓練制度、働き方の変化とキャリア形成支援
第3部 働く人の学習の課題(「働く人の学習」の理論的課題、「働く人の学習」の制度的課題、職業訓練の捉え直し

 編者である田中氏らは職業能力開発総合大学校の所属であるが、この社会の中で仕事を続け、生活を続けていくためには「学び」続けていくことが不可欠という視点に立って論を進めておられる。そして様々な場面で働く人の学びについて論を展開した後、フリーター等の問題が山積みになっている現状に対して、職業能力開発の体制の整備を力説しておられる。

 振り返って、私たち図書館に関わる者が「ビジネス支援」というとき、どのようなことを頭に置いているであろうか。フリーターやニート、非正規職員、これらの方々が大勢いらっしゃる現在、この資料は利用者と図書館のかかわりを考える上でとても大切な一冊になるだろうと管理人は考えている。皆さんもお手すきのときにでも是非お読みいただければ幸いである。

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