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2006.06.09

[資料紹介]『日経サイエンス』掲載論文「貧しい人はなぜ不健康なのか」

 以前、当ブログで『希望格差社会』 という本を紹介させていただいた。それ以降も格差についてたくさんの本や雑誌論文は次々と発表されている。 この社会がどのような社会になってきているのか、その中で私たち図書館に関わる者が何をしなければならないのか、 しっかりと考えていかなければならなくなってきている。

 今回は、雑誌論文をご紹介したい。"Scientific American"誌の日本版である『日経サイエンス』から、 やはり社会での格差と人間の暮らしにくさについて考えさせられる論考である。

公衆衛生 貧しい人はなぜ不健康なのか / Robert Sapolsky
『日経サイエンス』vol.36、no.3 (通号413) [2006.3] pp.72~80

 この論文では、収入,職業,教育水準,住環境などを加味した「社会経済的地位」を調べてみると, その最も富裕な層から階層が下がっていくにつれ,健康状態も悪化するということがまず第一に据えられている。 そのことにもとづいて社会経済的地位と健康との相関関係の分析が行われている。また、人間の健康は、 「自分は貧しい」 という意識そしてストレスによって損なわれやすいということも指摘されている。そして、 論者は解明や対策の取り組みの重要性をも力説している。ちなみにこの論文の冒頭では冒頭に19世紀のドイツの神経科学者・ 医師のウィルヒョウの、「医師は本来、貧しき者たちの弁護士のようなものだ」という文言が引用されており、 その考えが論調の底辺に流れている。

 さて、このブログでも、昨年元旦の「賢い患者術」 等の記事中で医療等重大な決断が必要な場面での情報の重要性と図書館の有用性に触れてきた。 これからこの社会ではますますそのような場面が増えることであろう。そして、この社会は「格差社会」と言われるようになってきた。 そのような時、私たち図書館に関わる者はこの論考にどのように向き合えるだろうか。皆さんもよろしかったらこの論文を手にとって頂き、 ご一緒にお考えいただければ幸いである。

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