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2006.09.09

[資料紹介]総合的職業情報データベース『キャリアマトリックス』

 図書館の世界では、「ビジネス支援」が重要視されるようになってきている。ならば、人生最初のビジネスである就職に、図書館はいかに関われるのだろうか。職に赴く前の人たちの立場で言えば、自分はどのような者になりたいのか、なれるのか、世の中にはどのような職業があり、どのようにしたらその職業に赴けるのか、そのようなことを考える時に必要になるのもやはり情報に基づいた判断であり決断であろう。

 このようなことを考える根は、管理人が大学図書館に身を置いていることにもあるだろう。たとえば、「○○(職業の名前)になりたいという学生がいるのだけれども、何か資料はないだろうか」などと就職担当部局の担当者に相談された司書が関連する本やウェブサイトを紹介した、などというケースも見聞きしている。また、管理人がかつて訪れた米国ボストンやサンフランシスコの図書館で、職に就くために必要な情報を図書館がしっかりと提供している姿に触れ、図書館にとってのこの問題についての重要性を痛感させられた。学生にとってまだまだ就職戦線は厳しく、また、世の中では「フリーター」なる言葉も行き交っている今、大学に身をおく司書にとってこの問題は他人事ではありえない。

 このように徒然に思いあぐねている時、ウェブログ"Verba volant, scripta manent"がとても興味深いデータベースを紹介していたので、こちらでも一言触れてみたい。データベースの名前は「キャリアマトリックス」、提供者は独立行政法人労働政策研究・研修機構である。

       キャリアマトリックス
       http://cmx.vrsys.net/TOP/GC_01.php

 このデータベースの内容だが、まずひとつは職業名や職務内容などから職業を検索し、職業についての詳細情報を表示する機能がある。職業の内容、就職の要件や資格、労働条件、その職業の関係団体等参考となる情報などが盛り込まれている。ためしに、上記画面から職業検索をクリックしてその画面に移動し、検索画面で「司書」、あるいは自らの身近な人の職業の名前を入れてれてみていただければどのような内容かがよく理解できるであろう。

 また、このデータベースは適職探索という機能も備えているようである。こちらはここでは詳しくは触れない。もしよかったらそれぞれで試してみるとよいであろう。

 私立大学の教員が開設する"Under my thumb"というブログをはじめ、インターネット上には「仕事」を考える上での有用な情報が流れている。もちろん紙ベースの情報にもそのようなものはたくさん存在する。これから人生という荒海に漕ぎ出す若者たちがそのような情報にアクセスするためのお手伝いをする局面では、図書館もまたお役に立てるのだと思っている。最後に付け足すが、"Verba volant, scripta manent"の管理人である廣田慈子さんが述べていることだが、私も、上記の情報をはじめ、人の一生を左右しかねない情報に対するデバイドがあってはならないということと、そのための図書館の役割も重大なのだということを強調しておきたい。

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