[資料紹介]西川馨著『優れた図書館はこう準備する』
今回は西川馨著『優れた図書館はこう準備する』を紹介したい。こ
の本は(有)図書館計画コンサルタントの西川馨さんが「優れた図
書館を実現するためには図書館側(教育委員会の場合も)がソフトも
八一ドも十分に勉強をし、準備しなければならない。そして、図書館
計画書をしっかり書くことが必要である」との立場の下に、「図書館
の新設・改装などに直面する関係者のために、著者の経験を踏ま
えて送る手引書」としてお出しになったとのことである。今入手し、
改めて内容に目を通し始めたが、著者の意図することが簡潔にまと
まっており、私たち図書館に関わる者にとって大変参考になる本だ
との思いを新たにした。
優れた図書館はこう準備する / 西川 馨 (著)
東京 教育史料出版会 (発売) 2006/12
ISBN-13: 978-4876524754
価格: ¥ 3,990 (税込)
目次より
はじめに
第1章 日本の図書館は発展途上にある
日本の公共図書館の現状/日本の特殊事情
第2章 今図書館はどのように使われているか
図書館統計から/実態調査/利用者の特性
第3章 計画の準備段階
計画の流れ/準備室/準備委員会/基本構想
基本計画/本館の規模計画/敷地の選定/複合建築
第4章 図書館建築の基本構成
図書館建築の一般的な条件/構成要素・ダイヤグラム/
全体構成の考え方/その他の基本的事項
第5章 各部の考え方
第6章 設備・備品・家具
図書館設備/電気設備/家具
第7章 建設・開館へ向けての準備
建設準備室/建設予算・設計期間/建設スケジュール
図書購入計画/設計者の選の方/基本設計/実施設計
工事監理/視聴覚機材の準備/利用者へのPR
第8章 計画書の書き方・実例
構成例・目次/内容記述の例
第9章 ライブラリーシステム
ライブラリーシステム/イギリス・オランダの例/
日本の現状/市町村内での図書館サービス網を
構成する
以上のような項目立ての元、図書館の施設の各部についての留意
点がとても詳しく書かれている。そして、巻末の付録には国内・外の
図書館建築計画書の実例が引かれていて、それぞれ元になった図
書館の思想からどのような計画書が出来上がっているのかがわかる
ようになっている。
図書館に関わる者にとって、図書館施設とは利用者と資料、そして
図書館で仕事をするものが交わる場として重要である。そのことを省
みるためにも、よろしければ皆さんも何らかの機会にお手にとって御
覧になるとよいのではないだろうか。

書店サイト等でISBNが13桁化していることにお気づきの方も多いかもしれません。管理人も、上記の記事を書くときに何気なく13桁を書いてしまいました。まだ対応していない検索データベースもあるかもしれませんので、10桁を13桁に直したりその逆をしたりできるウェブサイトを紹介します。
http://www.fabrice.co.jp/isbn.cgi
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投稿 管理人 | 2007.02.05 19:56