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2007.08.27

[行事案内]ともに考えましょう!図書館利用者の権利宣言をめざして 現下の図書館状況の危機の中で

 墨田区職員労働組合より、当会の佐々木代表の講演会のチラシをいただきました。2007年度墨田区地方自治研究集会図書館分科会ということで行われるのだそうです。是非皆さんも足を運ばれてはいかがでしょうか。

     *******************

    日時:9月4日(火)午後6時30分~8時
    入場:無料
    会場:すみだ中小企業センター
         5階会議室2・3
        墨田区文花1-19-1
        (電話03-3617-4351)
        東武亀戸線小村井駅下車
        地図はこちらから
    講師:佐々木順二(ささき じゅんじ)氏
       (東京の図書館をもっとよくする会代表
        /図書館友の会全国連絡会代表)

 佐々木氏は、1973年に高島平に図書館をつくる会が発足してから、図書館づくり運動にかかわっています。1997年には図書館利用者の権利宣言私案を『みんなの図書館』(1997年3月号)に発表し、以来、自治体ごとに利用者が話し合って図書館利用者の権利宣言をまとめていくことの大切さを訴えています。今年10月、東京で開催される全国図書館大会に向けて、更に改訂を加えた「図書館利用者の権利宣言」が準備されています。
 東京の図書館をもっとよくする会では、東京の区立図書館に司書制度がないことの問題点を指摘するとともに、客観的に全国の図書館の状況を集約、分析した上で、図書館の危機的状況を明確にし、自治体の首長などに図書館の発展を閉ざさないよう訴えています。
 図書館は区民にとって無くてはならない身近な公共機関であり、日々利用者の皆様の要望を吸収し、様々なサービスをつくりだし発展させてきています。しかし、指定管理者制度は図書館の発展、っまりは利用者の要望にふたをしかねない危険があるといいます。墨田区の図書館が、利用者の皆様の望むような図書館であるために、図書館利用者の権利とは何か、今、何が大切なのかを共に考えていく場にしましょう。
 図書館を利用する皆さん!図書館の現状と将来に不安をもっている皆さん!図書館がなくなったら困るという皆さん!図書館職員の方も、是非ご参集下さい。

主催:墨田区職員労働組合(電話:03-3624-8177)

図書館友の会全国連絡会、文部科学省に要請(7月18日)

 文部科学省中央教育審議会生涯学習分科会制度問題小委員会が、新教育基本法改正に基づき、7月中に生涯学習振興法、図書館法、博物館法等についての論点整理をすること、その中には図書館利用の有料化の検討を含んでいることが報じられました。
 図書館友の会全国連絡会は、7月18日、制度問題小委員会への「要望書」を持参し、文部科学省の担当に要請を行いました。持参した要望書はこちらからご覧いただけます。
(以下のニュースは、図書館友の会全国連絡会の全国メールに同会事務局長が報告したものを、東京の図書館をもっとよくする会事務局の責任で短くしたものです。)

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 7月18日(水)14時~15時、文科省生涯学習政策局社会教育課図書館振興係長ほかと面談してきました。図書館友の会全国連絡会(図友連)からは、代表、事務局長ほか全5名が参加しました。

■議事録を読むと無料の原則について踏み込んだ発言があるので17条改訂を視野に入れた法改正があるのでは、との懸念を持っている旨述べ、要望書を読み上げ、今回の懸念を具体的に伝えました。
 これに対し、図書館振興係長は、「図書館法第17条を改正するつもりはない。」と明言されました。「それならば各委員に諸外国の公共図書館に関する調査結果やユネスコ憲章を示す等、無料原則の重要性を認識してもらう資料を配布してはどうか」と提案しました。
 さらに、「これからの図書館の在り方検討協力者会議」の数年にわたる討議結果を此の度の論点整理にいかすよう委員になげかけ、図書館振興係としてはこれを機会に攻めに出てはどうなのか、と質問しましたが、返事はありませんでした。

■また、図書館の有料化について言及されるときは、以下の3点が論じられることが多い、と参加メンバーが図書館現場の状況を説明しました。

1.相互貸借資料流通システム
2.商用有料DB(データベース)使用料
3.延滞料

1.については、都道府県立図書館が域内ネットワーク整備に責任を持つべきだという「望ましい基準」の法的担保を設定すべきである。資料の搬送費は市町村負担=受益者負担と、しわ寄せされていく流れを直視してほしい。
2.について。定額制、従量制の区別なく、個人では利用困難な商用有料DB(データベース)を図書館を介して自由に利用できるよう、国として施策を講じるべきである。すでに海外の多くの事例が紹介されている。資料と情報の自由な流通が社会を活性化するという図書館政策の基本理念を具体化する機会である。
3.については、子どもや高齢者にとって延滞料はサービス低下につながるのだから、一律に他国を真似る必要はない。

■図書館法第3条には集会室や相互貸借の無料サービスが書き込まれているし、図書館法制定当時の西崎恵社会教育局長は「公立図書館が真に住民全部のためのものであり、利用しようとする人に常に公開さるべきものであるためには、無料公開さるべきは当然である。」と述べている旨の確認をしました。

■要望書の扱いについては、以下のようなお答えでした。
「要望書は受け取り、図書館振興課から担当の生涯学習分科会に持参し制度
問題小委員会委員長に渡すが、他の委員については内部で検討して決める。」
 
その後、図書館振興係長より佐々木さんに連絡があり、
「文科省としては山本委員長のみに渡すので、他のメンバーは肩書きの所属
に送るなりしてください。」とのお話です。

■制度問題小委員会に、図書館利用者の市民や図書館現場のたとえば司書を参考人としてお呼びして、発言の機会をあたえることなどを要望しました。しかし、図書館振興係長は「係長レベルでは参考人選定について、口出しできない」とのお答えでした。

■中教審からの諮問内容として、その後の追加はあるのか?→なし

■教育振興基本計画部会の委員会は傍聴できるのか?→出来ると思う。
その後すぐに、傍聴については、急にメディア関係者のみということになったようです。

中教審や生涯学習分科会の傍聴はメディア関係者のみであるとの傍聴規則がアップされており、制度問題小委員会にも同様の内規があったことを電話を受けた者が知らなかった、とのことで、電話で陳謝されたとのこと。

○生涯学習分科会の会議の公開に関する規則案
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo2/siryou/001/010301h.htm
○中央教育審議会の会議の公開に関する規則
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo4/gijiroku/004/04051701/008.htm#02

■佐々木代表が7月17日文科省に出向き情報公開資料室で此の度の委員会の議事録を請求したところ、ホームページにアップされているものの数倍の量の議事録が出てきました。すべての発言について、委員名も記載されています。アップされているものはかなり要約されているものなのだということがわかりました。

その後、8月中旬に第1回、第2回、第3回の逐次議事録がアップされました。第4回は概略のみアップ 第5回はまだ。

2007.08.13

[資料紹介]医者よりも医療情報サイトで得た知識を信じる患者たち(メディアサボール)

 ネットサーフィンをしていたところ、「メディアサボール」というブログを見つけた。「専門家や海外ジャーナリストのブログネットワーク」と謳われている。今回私の目が行ったのは、その中の「医者よりも医療情報サイトで得た知識を信じる患者たち」というタイトルの記事である。執筆者は、南田登喜子さんという、オーストラリア在住ジャーナリストである。

    論題 :医者よりも医療情報サイトで得た知識を信じる患者たち
    著者 :南田登喜子
    ブログ名:メディアサボール

 南田さんは、2007/7/14付け"Sydney Morning Herald"に紹介されていた、誤った情報により自己誤診をしてしまった患者を安心させるために医師が苦労している話を踏まえたうえで、「納得のいく医療サービスを受けたいと思っている人にとって、インターネットで得られる情報や知識は不可欠になりつつある」ということや、「ネット上に氾濫する玉石混交の情報を自己責任で判断する目を養うことの重要性」について述べておられる。いわば医療の場面での情報リテラシーの重要性の指摘だといえよう。また、「病気についてもっと知りたいと思っている一般の人々のために必要なのは、規制ではなく、「調べる」というアクションが受診や早期治療、予防医療につながっていくための分かりやすい仕組みづくりだ」とも述べておられる。私たち図書館に関わる者についても重要な問題提起だと思う。

 南田さんが末尾に紹介してくださっているウェブページには、医療者の発言とともに、当ウェブでかつて紹介した朝日新聞の記事「賢い患者術」のページや、「医療情報・法情報およびビジネス情報に関わる参考業務のための指針」についても紹介してくださっている。光栄なことである。南田さんがおっしゃる「分かりやすい仕組みづくり」のために必要な歩みが着実に進んでいくことを私も切に願っており、私たち図書館に関わる者の歩みがそこに繋がっていくことができれば、その一人として幸いである。

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