[資料紹介]田村・小川編『公共図書館の論点整理』
公共図書館の論点整理 田村 俊作・小川 俊彦【編】
東京 勁草書房 2008.02 228,37p 19cm
(図書館の現場〈7〉) ISBN:9784326098330
この本のはしがきによると、編者らはV・L・パンジトア 『公共図書館の運営原理』(勁草書房1993年刊行)に着想を得たのだという。パンジトアのこの本は「アメリカ公共図書館界で、公共図書館の運営やサービスに関連して課題となってきたことを取り上げて、対立する主張や様々な議論を整理し、論点を明らかにすることを狙いとしている」のだそうだが、今回の『公共図書館の論点整理』も、 今まで発表された書物や雑誌記事に基づき「無料貸本屋」論やビジネス支援サービス、図書館サービスへの課金、司書職制度、公共図書館の委託、開架資料の紛失とBDS、自動貸出機といった問題をそれぞれ章に分けて論点整理を行っている。また、その論点整理を踏まえそれぞれの執筆者がコメントを寄せている。
曲がり角にいる日本の公共図書館。当会を含め様々な立場の方々がそれぞれの活動や発言に取り組まれている。この本は、上記に掲げたテーマの取り組みを進めていく上で、その取り組みの基礎として有用なものになるであろう。ぜひ多くの方々に手に取っていただきたい。

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