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2008.09.27

[シンポジウム案内]東京大学学際情報学府・読売新聞社共催「情報の海 沈まぬ"図書館"丸」

 読売新聞社及び東京大学学際情報学府の共催による図書館関係のシンポジウムを紹介します。タイトルは「情報の海」で、情報技術の進展のなかでの未来の図書館の姿を考えようという狙いだとのことです。図書館の使命について考える上で有用だと思いますので、関心のある方はぜひご参加ください。

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情報の海~第2回 沈まぬ「図書館」丸~

  日時:11月1日(土)
  基調講演:長尾真(情報学者、国立国会図書館長)
  パネリスト:根本彰(東大教育学研究科教授)
        熊幹雄(読売新聞編集委員)
        田中榮博(千代田区立千代田図書館長)
        加茂竜一(凸版印刷文化事業推進本部部長)
  申込  :下記読売新聞のウェブにある申込用紙あるいは
        申込フォームにて10月18日(土)までに。応募
        者多数の場合は、抽選のうえ当選者に参加証
        を送付とのこと。
  問い合わせ先:
        読売新聞東京本社データベース部
        シンポジウム事務局
        電話03-3216-8513 FAX03-3217-8262
  イベント告知URL
        読売新聞 http://www.yomiuri.co.jp/info/umi/
        東大情報学環 http://blog.iii.u-tokyo.ac.jp/news/2008/09/post_33.html

2008.09.09

「東京23区カウンター業務民間委託状況」と「東京23区立図書館窓口業務委託企業一覧」の掲載について

          大澤正雄(東京の図書館をもっとよくする会代表)

 東京23区で2001年に始まったカウンター業務等の民間企業への委託は年々拡大し、2007年には指定管理者制度による委託も始まり、23区全体の状況把握がいっそう困難になりました。

 もっとの会はこれまで標記の2資料を毎年作成してきましたが、もっと一般に公開してほしいとの声があり、ウェブ上でも公表することにしました。(一部に誤まりもあるかもしれません。お気づきの方はご連絡をお願いします)

東京23区立図書館窓口業務委託企業一覧(2007.5.1)(エクセルファイル)

東京23区カウンター業務民間委託状況(2008.4)(エクセルファイル)

2008.09.07

「佐藤さんの手紙」へのお返事

          大澤正雄(東京の図書館をもっとよくする会代表)

 “東京の図書館をもっとよくする会”(以下「もっとの会」)のHPへのご意見ありがとうございます。

 私たち「もっとの会」は東京の図書館よりよくするために結成された住民や図書館員,図書館にかかわる活動をしている個人や団体の組織です。

 私たちは、図書館業務は本来自治体が直営で運営すべきだと思っています。それは、図書館業務が住民の知識や情報に直接携わる仕事であるため,その責任は自治体が負うべきものと思っています。図書館を自治体の責任で運営する必要があるのは、誰でも無料で利用できることが社会にとって必要不可欠なことであり、その維持運営の経費は税金で行わなければならないと思います。

 しかし、現状は佐藤さんがおっしゃる通りで、23区の図書館業務は民間委託会社の社員によって維持されているのが現状です。その、会社の司書たちは、劣悪な労働条件にもかかわらず、「図書館の仕事が好き」、「図書館で仕事がしたい」との思いから、司書職制度もなく、さらに採用がほとんどない状況の中で、自らの資格や知識を生かし、やむを得ず委託会社の社員として図書館業務を行っているのが実態だと思います。

 この原因は、日本の自治体当局が司書職制度を設けず、地方公務員である図書館職員の採用をほとんどしてないところにあります。すなわち、図書館で働きたいという人々の願いを拒否しているのです。図書館を目指す労働者は「労働選択の自由」を奪われています。今日広く行われている委託・指定管理者制度は、自治体当局が受託業者を買いたたき、より安い業者を選んでいるため,受託業者はそのしわ寄せを働く労働者に転嫁し、低賃金体系を常態化しているという構造的な問題である思います。その元凶は、この委託化政策を推進した国であり、それを実施している自治体当局にあるといえます。

 いまの劣悪な待遇下では「図書館の仕事がしたい」という一点から、さまざまな困難の中で頑張っていても、やがてそれには限度があり,生活を維持するためにその希望を捨てなければならない状況もあります。

 私たち「もっとの会」は、当面,これらの現状を社会に広く訴え、まず、図書館に働く労働者の待遇改善,生活できる賃金と安心して図書館で働ける環境を獲得するために頑張っていきたいと思っています。

 佐藤さんにおかれましても、私たちの会に入っていただき,一緒になって図書館の状況を変えていく運動にご参加いただきたいと思います。

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